環境アセスメント調査

「環境アセスメント(環境影響評価)」とは、大規模な開発事業などを実施する際に、環境に悪影響を与えないために事業内容をもとに調査、予測及び評価を行い、より環境保全の観点から望ましい事業計画を作る制度です。環境要素は、大気環境、水環境、地盤環境、生物環境など多岐にわたりますが、弊社では主に水環境、生物環境を中心に、調査を実施しています。
(環境アセスメント調査項目)
水環境調査として、水質、底質調査を実施します。
水質は、多項目水質計を用いて計測するとともに、バンドン採水器等を用いて、必要水深の水を採水し、各種項目の分析を行います。底質はエクマンバージ採泥器やスミスマッキンタイア採泥器を用いて、底質を採取したのち、各種項目測定用のサンプルを分取します。
水辺生物、水生生物調査は、その水域ならびに周辺に生息する生物全般にかかわる調査です。すべての生物は食物連鎖でつながっているため、非常に重要な調査となります。鳥類、哺乳類、昆虫類、底生生物、魚類など、それぞれに適した調査方法を用いて、観察調査、採取調査を実施します。調査結果は、水質、底質のデータや過去のデータと照らし合わせて、現状を把握し、どのような対策を取れば、環境に対する影響が最小限に抑えられるかを調査、提案いたします。
また、工事終了後に水環境の変化、水辺生物、水生生物の変化を把握し、工事の影響の調査も実施しています。